定番のLファスナー財布の作り方です。
マチ付きは少しだけ複雑になります。
型紙〜パーツカット
型紙はこの3つです。
カットしたパーツ。
外装パーツは、1.5mm厚のアリゾナです。
マチ、小銭ポケットは1.0mm厚のヌメ革を使用しています。
ファスナーは3.5号で、金具部分は18.5cmに調整しています。
下止めは外しておきます。
マチ、小銭入れの準備
必須ではありませんが、マチの両側、下部を5mm幅で0.5mmに漉きます。
そのままでも問題ありませんが、見た目がスッキリします。
マチ、小銭入れの上部のコバを磨いておきます。
次に、小銭入れの床側の下部に接着剤を塗り、半分に折り、縫います。
この時、端は15mm程度縫わないでおきます。
外装パーツへファスナー取り付け
開口部に菱目打ちで穴を開けておきます。
開口部のコバを仕上げておきます。
次にファスナーの取り付け位置に印を付けます。
この時、TY-幅決めスケールとTY-銀ペンホルダーがあると便利です。
ファスナーを接着します。
縫います。
接着剤を付けすぎると、外装との隙間から見えるので注意しましょう。
全周に菱目打ちで穴開けておきます。
(突き目で縫う場合は必要ありません)
マチ、小銭入れの取り付け
マチに上部から10mmのところに印を付けます。
印のところに小銭入れを接着します。
裏側の外装パーツに、マチ、小銭入れを接着します。
突き目をして、マチ部分のみ縫います。
外装の表側も接着し、縫います。
ここまで縫ったら、残りを接着します。
縫い目の位置を合わせないといけないので、接着してから縫い目を開けても構いません。
全周縫います。
ファスナー取り付け、コバ磨き、完成
ファスナーを取り付けます。
最後に残りのコバを磨いて完成です。
ファスナーを閉めると、小銭はポケットから出ない構造になっています。
ズボンのポケットにも入るサイズになっています。